憧れで進んだ美容業界

高校に入学した私は、何の不満もないままに、しばらくの間、ごく普通に平穏な高校生活
送っていました。

そんなある日、友人を通して、今まで話をした事のなかった中学校の同級生に、たまたま
行き会ったんです。
その彼女は、黒い制服を着ていましたが、その制服に見覚えの有った私は、直ぐに、それ
が “美容学校” の制服だと分かりました。
その時のその同級生は、とても綺麗で大人の女性に見え、同じ年齢なのに、遥か遠い世
界で頑張っている、格好良い女性として私の目に写ったんです。

その時の同級生の印象は、その後の私の心に残り続け、いつしか、自分も美容師に成り
たいと言う夢を持つように成って行ったんです。
そして、高校を二年の時、その夢を実現するために、高校で中退し、美容学校へと入学し
ました。

あの時の、その彼女の名前も良く覚えては
いませんし、今現在美容師を続けているの
かすら分かりません。
どこかのお店の店長としてキャリアウーマン
をしているのか、スタッフとして働いているの
か、また、自分の店を構えて今でも頑張って
いるのか、もしかしたら、結婚をして美容師を
辞めてしまっているのか、それも全く分かりま
せん。

でも、私の人生に大きな影響を与え、人生すら
変えてくれた “大切” な一人である事に間違い
有りません。
そして、その私自身も、この道、美容師としての
人生を選んだ事を後悔していません。